20年以上、子どもの無料の遊び場「冒険遊び場・プレーパーク」を開催してきたNPO法人PLAYTANKが、「プレーリーダー」を体験できるアルバイトを募集します。将来、子どもに関わる仕事に興味がある方、地域コミュニティ、インクルーシブ、こどもの居場所、こどもの生きる力などに興味がある方、どなたでもご応募頂けます。
*対象の学生は、大学生、短期大学生、大学院生、専門学生です。
どんなお仕事?
子どもと遊んで!子どもの世界を知る
子どもと関わる仕事には、勉強を教える「先生」や、スポーツクラブ・学童保育などの「指導者」が多いと思います。しかし子どもは、教えられている・指導されている時と、自由に遊んでいる時とでは、見せる顔が違います。
「プレーリーダー」は、「冒険遊び場・プレーパーク」で働く、「子どもと遊ぶ!」ことが仕事の専門職です。
子どもの遊びは、本気と本音の世界。なので、プレーリーダーも本気と本音で子どもと向きあい、ワクワクとドキドキ、スリルと挑戦、興奮と高揚を、子どもたちと分かち合います。子どもにとってプレーリーダーは、遊び仲間。だから、他の大人には見せない顔も見せるのです。

大人でも子どもでない「学生」の今だから価値がある
“おとなは、だれも、はじめは子どもだった。しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない”
『星の王子さま』アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(著)、河野万里子(訳)、新潮社
子どもの貧困が社会課題として注目されています。衣食住が満たされることは、子どもの健全育成に不可欠なことです。
しかし、「遊ぶ」の欠乏は、子どもの心を萎ませる…生きる力の土台が揺らぐ…「社会課題」だと認識している大人は多くありません。
大人はいつのまにか、子どもにとって「遊ぶ」ことがどれほど大切だったかを、忘れます。
そこで、大人でも子どもでない「学生」のみなさん!!
社会で働く大人になる前に!いまいちど、子どもの遊びの世界を感じてください。
子どもが遊ぶ大切さを忘れない大人が、これからの日本の社会には必要です。



アルバイトの1日
出勤&朝のミーティング後は、ずーっと“子どもと遊びます!”
プレーリーダーのアルバイトは「子どもと思いっきりあそぶ!!」です。体力もあそび心も、子どもに負けないぞ!(笑)


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現場終了後、“今日の振り返り”をします。
プレーリーダーたちと一緒に、今日の1日を思い出して話します。プレーリーダーの幅広い視点や考え方、子どもへの真剣で温かい眼差しに触れる貴重な時間です。また、気になる子どもの言動や、対応に困ったことも相談できます。



勤務場所・日程・時給
- 勤務場所: ※勤務場所の詳しい説明は、このサイトの下部にも掲載しています。
①『練馬区立こどもの森』東京都練馬区羽沢2-32-7
東京メトロ有楽町線・副都心線「氷川台」駅より徒歩約10分/西武池袋線「新桜台」駅から徒歩約13分
②『えごたの森プレーパーク』東京都中野区江古田3-14-1
都営大江戸線「新江古田」駅より徒歩10分/西武新宿線「沼袋」駅より徒歩15分
③『学童保育あそび―む』東京都練馬区羽沢3-39-15
東京メトロ有楽町線・副都心線「氷川台」駅より徒歩約8分
/西武池袋線「新桜台」駅から徒歩約13分
④『移動型遊び場』
※練馬区・中野区内の公園・神社境内・校庭・園庭等の各地へ、車に遊び道具を載せて出かけて行きます。 - 勤務時間:9時30分~18時30分 ※状況により時間は前後します。
- 勤務日程:土曜日、日曜日、祝日、小学校の長期休み期間
- 時給:1,250円~1,400円
- その他:交通費は上限往復1,000円までの実費支給
※注意1
③学童保育のアルバイトは、小学校の長期休み期間のみの募集です。土曜日・日曜日・祝日にプレーリーダーのアルバイト登録をしている方が対象です。(※長期休み期間の学童保育だけのアルバイト募集はしていません。)
※注意2
勤務地の①②③④の配属は、ご希望を考慮しながら、PLAYTANKが決めます。複数の勤務地をご担当いただくこともあります。
ご応募・選考の流れ
『練馬区立こどもの森』で開催します。
1時間程度、現場を見学しながら仕事内容についてご説明します。
その後は、子どもたちと遊んだり、プレーリーダーと話ができる体験会です。
お申込みいただければ、どなたでも参加できます。
ご応募を迷っている方でも、ぜひご参加ください。
「応募書類」(下部に記載)をメール添付でお送りください。
選考を通過された方には、1週間以内を目安にご連絡を差し上げます。
勤務に関するご希望なども、この際に詳しくお話しください。
※日程は、ご都合をお伺いしながら調整させていただきます
選考を通過された方には、1週間を目安にご連絡を差し上げます。
現場見学・体験会への日程
- 12月24日(水)12時~17時
- 12月27日(土)12時~17時
- 1月7日(水)12時~17時
応募書類
- 履歴書(以下の項目は必ずご記入ください。)
●作成日・名前・生年月日・住所・電話番号・メールアドレスなどの基本情報
●顔写真(自撮り添付可) ●学歴(現所属学校名・学部など) ●アルバイト歴
●希望記入(勤務希望日数、勤務開始時期等) - 志望理由(文字数は自由です。)
応募書類提出先
応募書類はメール添付でご提出ください。
▶提出先: recruit@playtank.tokyo(担当:きむ)
*件名には「学生アルバイト求人応募(お名前)」とお書きください。
※ご提出いただいた応募書類は返却いたしません。
よくある質問
Q:月に、どのくらいの日数を働けますか?
A:最低月に2回以上の勤務をお願いしています。たくさん働くことができる方、大歓迎です。
Q:勤務開始はいつですか?どのくらいの期間勤務しなければいけませんか?
A:2026年1月から、採用が決まった順に勤務を開始していただきます。
長く働ける方を希望していますが、ご事情がある場合はご相談ください。
Q:授業や試験がある時には休めますか?
A:学業優先で構いません。とはいえ、決まったシフトを休みたい際には、早めにご連絡をください。
Q:長期休暇中に、集中して日数多く働くことはできますか?
A:できます。歓迎です!
他にも何かご質問がありましたら、recruit@playtank.tokyo(担当:きむ) までメールにてお問い合わせください。
*件名には「学生アルバイトについて」とご記入ください。
アルバイト体験談
※体験談は、アルバイトをしている学生の頃にヒアリングしたものです。

ニックネーム:きいち(2019年卒業)
子どもが「ハンモック押して―」と言ってくるんですよ。で、押しながら「これは遊び仲間か?」と戸惑ったり。(笑)プレーリーダーって、何でも知っているわけでも、何かを教える人でもない。実際、虫なんて、僕より子どものほうがよっぽど知ってるし。
子どもだから、大人だからとかじゃなくて、1人の人間同士として子どもと関ろうとスタンスを変えたら、僕の中からも「いいこと思いついた!」がいっぱい出るようになりました。そうしたら子どもと遊ぶのがさらに楽しくなって。遊び仲間になれたと思います。

ニックネーム:ふじもん( 2018年卒業)
漠然と教育分野に興味があって、「何か子どもと関わる機会はないかなー?」と探していた時にこのインターンを見つけました。ボランティアを経てアルバイトを始めた頃は、子どもができなそうだとやってあげたくなるし、ケンカが始まると何かしなきゃ…とヒヤヒヤしていました。でも、子どもはできなくても、あれやこれやと試したり、じゃあこれいいよと折り合いをつけたりしながら、遊び続ける。ケンカしても、いつの間にかまた遊んでいる。
問題解決も失敗も試行錯誤も遊んで育つと気付いた頃から、「子どもの力を信じよう」と思うようになりました。
冒険遊び場・プレーパークとは? ※以下、興味のある方はお読みください。
「冒険遊び場・プレーパーク」は、子どもが自由に主体的に遊びながら育つ場です。プレーパークは1940年代のデンマークで始まり、その後世界各地に広がりました。日本には1970年代に上陸し、冒険遊び場とも呼ばれています。現在日本には、市民活動から自治体が委託運営する事業まで合わせて約350ケ所の「冒険遊び場・プレーパーク」があります。
*冒険遊び場づくり協会HP参照: https://bouken-asobiba.org/play/
ロープ、バケツ、スコップ、木材、工具、布など、子どもが自由に使える道具類があって、綱渡りロープや木製遊具等もプレーリーダーと来園者が一緒につくります。泥んこ、水遊び、木登り、虫捕り、たき火、工具を使う木工作、秘密基地づくり、奇想天外な企画遊び等、子どもの「やりたい!」ことは大抵できます。そして、「あ、いいこと思いついた!」という誰かの声で、遊びがどんどん進化していく、子どもと地域の大人たちがつくりつづけていくのが冒険遊び場です。




“自分の責任で自由に遊ぶ”
日本の冒険遊び場は長年、<自分の責任で自由に遊ぶ>という信条を旗印としてきました。この信条は、子どもが自由に遊んで起きたのがたとえ心の痛みや体の傷だとしても、そうした経験の機会を奪わないでおこう!子どもが自分で考えて決めた遊ぶ「自由」を子どもに返そう!という呼びかけです。子どもが自由に遊ぶためには、遊びの中で起きたコトに対しても、子ども自身が責任を負う気持ちが大切なのです。
子どもは遊びながら、挑戦、探求、創造をします。共感や達成感は、自己肯定感や自己有力感を育みます。そして、ケガの痛さ、ケンカの気まずさ、失敗の悔しさは、臨機応変な判断力、やりきる力、多少のことでは折れない心、トライ&エラーを楽しむ力も蓄えていきます。子どもが“自分の責任で自由に遊ぶ”ことは、子どもが自身が well Beeingな未来を創る力を蓄えていくために、子どもの日常に必要不可欠なことだと思います。
冒険遊び場『練馬区立こどもの森』の紹介

『こどもの森』は畑や果樹や緑地がある「農家の屋敷森跡地」の自然を活用した特別公園です。現在は3000㎡ですが3年後には、第一期の敷地拡張があり、ゆくゆくは1.3haの広さになります。
コンセプトは自然×冒険×交流。草花を摘み、虫を捕え、小さな生き物を飼うこともできます。地域のボランティアの方々と野菜を育て、季節になると梅や栗やキュウイを収穫し、たき火で加工してジャムやジュースづくりも楽しみます。
週7日開園している常設の良さは、いつでも来ていい安心感。まるでここで暮らしているように、ゆったりのんびり過ごす乳幼児親子ももいれば、習い事の帰りでも他の場所へ遊びに行く前でも、必ずプレーリーダーと話していく小学生もいます。
10周年を迎える今年は、デッキや木製遊具みんなでつくりました。開園当初3歳の子が中学生になっていて、電動工具を使いこなす戦力として活躍する姿を見れることは、地域に根差す冒険遊遊び場の醍醐味です。








冒険遊び場『えごたの森プレーパーク』の紹介
芸術のまち「東京・江古田」にある都市公園の一画に、この秋から常設のプレーパークがオープンしました。PLAYTANKは、昨年(2024年)度に開催した「試行」段階からお手伝いをしています。一番の特長は、中野区内でプレーパーク活動をしている区民団体の皆さんとPLAYTANKが協力して、『えごたプレーパーク』を盛り上げていくこと、そして、中野区全体にプレーパークの意義や遊ぶ大切さを伝える普及啓発事業に力を入れていくことです。自治体(中野区)とNPOと区民の「連携モデル」になることを目指します。
以下の写真は、試行プレーパーク時に撮影しました。




『学童保育あそびーむ』の紹介
『あそびーむ』は、定員約30人の民設民営の学童保育で、毎日、徒歩5分の『練馬区立こどもの森』で遊んでいます。子どもが自分でやりたいことをみつけて、どうやる?から考える主体的な体験の積み重ねていくことで、個性が輝く「生きる力」は育つと考えているからです。




『あそびーむ』は、学童という施設の中に子どもたちを囲いこみません。子どもたちは学校から帰った順におやつを食べて、すぐに『こどもの森』へ行きます。帰りが遅い学年は、『こどもの森』でおやつを食べます。2年からは、子どもだけで学童⇄冒険遊び場の行き来をすること、子どもだけで近所へのお使いがOKになり、3年からは一旦学童に帰れば、どこへでも遊びに行くことがOKになります。(友だちの家もOK)




「移動型遊び場」の紹介
ご希望と状況次第では、「移動型遊び場」の担当も可能です。
「移動型遊び場」は、練馬区内の公園、神社、校庭、園庭等どこへでも、「プレイカー」に遊び道具を積み込んで、プレーリーダーが出かけていきます。

NPO法人PLAYTANKとは?
目指していること
「未来を創る力」が育つ外遊びを、子どもが暮ら”まち”のどこにでも!
PLAYTANKは、東京・練馬区内を中心に、「子どもが遊んで育つ」外遊びが広がることを願って約20年、冒険遊び場・プレーパーク、学童保育、外遊び型子育てひろば等のPLAY FIELDの運営に取り組んできたNPO法人です。
PLAYTANKのPLAY FIELDに遠方から遊びにいらした方は、「こんな場所がウチの近くにも欲しい!」と言ってくださいます。また、「こども家庭庁」が発足して掲げた「こどもまんなか社会」で、冒険遊び場・プレーパークが「こどもの居場所」として注目されてからは、PLAYTANKが運営する現場にも視察が増えています。
PLAYTANKは「子どもが遊んで育つ」外遊びが、まずは本拠地・練馬に、そして日本中に広がること、子どもが外で遊びながら育つことが当たり前の社会になることを目指しています。


