- 氏名:
金 秀妍(きむ しゅれん) - 職種:
事務局スタッフ - 入社年:
2015年
Q1 PLAYTANKで働き始めた経緯は?
PLAYTANKは2社目の勤め先です。新卒で勤めた1社目は小さなベンチャー企業で、化粧品・健康食品のECサイトの運営に携わっていました。サイト制作や商品仕入れの担当者は別にいたため、私の担当は主にバックエンド業務で、受注処理・在庫管理・出荷・アフターサービスなどでしたが、広告を出したりメルマガを配信したり、時には商品ページを制作したりと、けっこういろんなことをしていました。
1社目を辞めた理由は語学留学をするためでしたが、留学を終えて2度目の就職活動をするときに、自分が何を仕事にしたいか・どう働きたいかを考えるなかで、「売上を高めて企業の利益を求める仕事ではなく、地域や人と関わりながら、社会のためになることをしたい」という思いが出てきて、「NPO」というキーワードが浮かびました。そして、インターネットでNPOを調べていたところ、たまたまPLAYTANKのスタッフ募集記事を見つけ、「ここだ!」と第6感が働き、すぐに問い合わせをしました。
ちょうどその頃、知り合いのお子さんで小学校が遠く電車通学している子がいて、家の周りに遊べる友だちがいないため平日の放課後や休みの日に1人家でゲームをしたり、年の離れた兄妹に公園に連れて行ってもらったりして遊ぶ姿を見て、同世代の友だちと外で一緒に遊べない子どもの姿に漠然と問題意識を持っていたのも、PLAYTANKの活動に心が動いた理由の1つです。
Q2 今の仕事で、やりがいを感じていることは?
PLAYTANKは、2003年に活動をスタートしており活動歴は一見長いように見えますが、長いあいだ地域のお母さんたちがボランティアで支えてきた団体です。私は、PLAYTANKにとって初めての事務局・常勤スタッフとして採用されました。
そのため、事務局の業務はプロセスや仕組みが定まっていないことがほとんどで、手順が決まった作業をこなしていれば仕事が回る環境ではありません。誰かから指示を受けるのを待つのではなく、自分で考えて工夫しながら業務に取り組むことが求められ、また、1人でいろんな役割をこなしながら柔軟に業務を進めることが求められます。事務局の上司は代表の中川で、組織運営に関わるいろんなことを実践的に学べることは大きなやりがいでもありましたが、正直、この環境をしんどく思うときもありました。(これは、NPOに限らず小さなベンチャー企業も同じだと思います。)
そんななかで私が思う、NPOの事務局スタッフとしてのやりがいは、現場スタッフ、そして経営者の伴走者として、団体が目指す社会を一緒に実現していけるところです。「自分のできることで、縁の下から事業・団体を支えることが、社会がよくなることにつながる。」事務局の業務はバックオフィスであり、事業をサポートするポジションであることが多いのですが、この思いが仕事のモチベーションとなっています。そして、目指す社会を実現させるために、一緒に取り組んでいきたい仲間がいることも、大きなモチベーションです。
Q3 これから、どんなことに取り組んでいきたい?
PLAYTANKの価値観に共感し、活動を応援してくださるファンを増やしていきたいです。そして、応援してくださる方々から寄付を集めて、財政状況に余裕を持ちながら、目指す社会の実現に向けて邁進できる体制づくりに取り組んでいきたいと思います。
そのためには、事務局として、PLAYTANKの価値観を発信する力を持ち、また、組織基盤を強くして健全な運営を行い、人々から信頼される組織となる必要があると考えています。そこで、この2~3年でまず目指したいことは、「認定NPO法人」の認定を受けることです。認定NPO法人の認定には、定められた高い認定基準に適合しなければならないため、認定を受けることは組織基盤の強化につながります。
健全な組織運営を行い信頼される組織となるために、私自身にも力を付けながら、経営者の伴走者として組織運営に必要な適切な情報を発信していき、「認定NPO法人」の認定を受け、そして、PLAYTANKのファンを増やしていきたいです。
Q4 PLAYTANKのここが自慢
PLAYTANKのメンバーは、「働かされている人」や「働かせてもらってる人」ではなく、「働いている人」たちです。みんな自分の仕事に対して真剣に向き合い、積極的に考え、自分の持つ力を出し合ってよりよい未来のために行動しています。そのため、PLAYTANKには、一人ひとりがそれぞれの個性や能力を認め合い、メンバー同士で対話することを大切にする風土があります。
「一人の力は小さくても、みんなの力を合わせたら目指すことは実現できる」「みんな違ってみんないい」というPLAYTANKの精神は、運営するPLAYFIELDでの「あそび」の中でも、私たちが大切にしているところです。
Q5 同僚からの私の紹介メッセージ
現場職を支える大黒柱!そして精巧なメガネの持ち主!事務局の仕事ってバックヤード業務って思われがちだけど、熱意と誠意持って「現場の人たちのためなら」と、取り組んでいるきむちゃんを見ると、事務局あっての現場、現場あっての事務局なんだな、一緒に現場をつくる仲間です。白熱した会議になるときも、冷静に的確に意見をまとめてくれるきむちゃんです。パズルのピースを上手にはめてくれる感じです。
島田 かおりより
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