
掲載日:2025年9月6日
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- 氏名:あすか
- 職種:プレーリーダー
- 主な担当事業:
学童保育あそびーむ
練馬区立こどもの森 - 入社年:2024年2月
質問1:プレーリーダーに興味をもったきっかけは?
大学卒業後に家庭教師と塾講師をしていたのですが、家庭教師で関わっていた子の保護者から「勉強を教えるだけでなく、いろいろな体験をさせてほしい」と言われたんです。なので、一緒に散歩をしたり、羊毛を使って糸を紡いだり染色をしたりと、私ができることを工夫して子どもと過ごしていました。けど、ちょっと行き詰まりを感じて。
子どもの「やりたい!」があった時にはめちゃくちゃ面白い場になるけれど、そうじゃない時には子どもがあまり乗り気じゃないし、どうしたらいいんだろう・・・と悩みました。で、「自分ひとりの経験や引き出しだけでは限界がある。もっといろんな人と一緒に学びたい」――そう思って求人を探していたときに出会ったのが、PLAYTANKのプレーリーダー募集です。
「プレーリーダー」という言葉を求人で見た時は、正直、どんな仕事か全然イメージがつきませんでした。でも、その求人に載っていた写真が、子どもたちも大人もすごく楽しそうに遊んでいて、「ここは楽しい場所なんだろうな」と直感的に思ったんです。それが「プレーリーダー」に興味を持った最初のきっかけでした。

質問2:求人を見てから応募に至った経緯は?
まずは説明会に参加して、現場見学に行きました。とても興味があったけど、私が「プレーリーダー」としてやっていけるのか不安があったので、現場体験もさせてもらいました。現場体験の最後にプレーリーダーたちと「振り返り」をした時に、体験の中で私が困ったことを話したら、「あすかはその時どうしたかった?」、「子どもはどう思っていたんだろう?」と問いかけてもらいました。私の気持ちと子どもの気持ち、両方に丁寧に目を向けて一緒に考えてくれるプレーリーダーの姿勢に、とても驚きました。最後には「その状況だったら、私ならこういう意図を持ってこう関わるかな」と話してくれて、プレーリーダーはただ子どもと楽しく遊ぶだけじゃなくて、子どもの発達の視点も持っているし、いろんな手法を持っていてその場の状況に応じて多様な関わり方ができてすごいな、と思いました。
遊びを通して子どもと向き合うプレーリーダーの姿勢を見て、「私もこんな風に関わりたい」と思ったことが、応募を決めた大きな理由です。
質問3:実際に働いてみてどう?
プレーリーダーとして働き始めて現在1年半になります。最初の1年は「学童保育あそびーむ」のプレーリーダーとして働いていて、今年の4月からは「学童保育あそびーむ」と「練馬区立こどもの森」の両方の現場に入っています。
日々働きながら感じるのは、「楽しい!」と「学びが多い」です。
「楽しい!」というのは、子どもたちが本当に楽しく遊べた姿やすっごい集中して遊んでいる姿を見た時・・・例えば、「学童保育あそびーむ」でこの夏に行った日帰り遠足の「川遊び」で子どもたちが夢中になって川で生き物を探す姿だったり、「こどもの森」で自然の素材を使って工夫して遊んだりする姿を見た時に感じます。その子の「やりたい!」が動き出した瞬間ですね。そういう瞬間に立ち会えるのは本当に嬉しいです。
「学びが多い」というのは、例えば「こどもの森」に初めて来た子にどう声をかけたらその子が遊び始められるのか?または声をかけない方がいいのか?だったり、他のプレーリーダーから「ここの遊びをちょっと引き継いで!」と頼まれて引き取った時に、入る時の声かけ失敗した!今の私はこの遊びの仲間になれていないな、どうしたら今から巻き返せるかな?とかだったり、毎回試行錯誤の連続です。その度に先輩のプレーリーダーから「自分ならこうするよ」とアドバイスをもらったり、他のプレーリーダーの関わり方を観察して学んだりしています。1人で悩むのではなく、仲間に相談できるのはこの仕事の大きな魅力です。


質問4:プレーリーダーとしてのやりがいは?
「こどもの森」では、0歳から小学生まで幅広い年齢の子どもたちと出会えます。それぞれの年齢で「楽しい」と感じる遊びが全然違っていて、その違いを見るのが面白いです。
例えば、小さい子は水を移すだけで夢中になれるし、小学1、2年生は水を掛け合って盛り上がり、5、6年生になるとルールを工夫して遊びをより複雑にしていく。遊びのグラデーションが年齢ごとに見えてきて、「子どもってこうやって遊びを変化させていくんだな」と実感します。
さらに、年齢の違う子ども同士が一緒に遊ぶ中で、新しい関わりが生まれることもあります。ある時に、小学4年生の男の子が3歳の子と一緒に遊ぶ中で、普段は力強く遊びすぎる4年生の子が、3歳の子を「大丈夫かな?」と気遣う姿を見せてくれました。そういう、今まで見えなかった一面を垣間見た瞬間に、プレーリーダーとしての大きなやりがいを感じます。

質問5:これから挑戦していきたいことは?
これから力を入れていきたいのは、「(こどもの森に)初めて来た子が、最短で遊びに入れるようにすること」です。そのために必要なことは2つあると思っています。 1つ目は、環境設定。面白そうなものがちょっと置いてあるだけで、子どもは自然に遊び始めます。どう環境を整えるかで、遊びの広がり方が変わるんです。
2つ目は、声のかけ方。時には声をかけない方がいいけれど、上手く声をかけることで「この人と一緒に遊んでみたい」と思ってもらえることもある。その一瞬の関わりでぐっと距離が縮まることもあります。