play tank

全て見る

メンバーインタビュー(櫻井)

掲載日:2025年9月6日

  • 氏名:バギー
  • 職種:プレーリーダー
  • 主な担当事業
    練馬区立こどもの森
  • 入社年:2025年6月
目次

質問1:プレーリーダーになろうと思ったきっかけは?

学生の頃から「子どもと関わる仕事がしたい」と思っていました。大学時代の4年間、子どもたちが馬や自然と触れ合うあそび場でのボランティアに参加していて、子どもと一緒に過ごすのがすごく楽しかったんです。
最初は先生になろうと思っていましたが、調べていくうちに「子どもと関わる仕事は先生だけじゃない」と知りました。そこで出会ったのが「プレーリーダー」という仕事でした。子どもと同じ目線で一緒に遊んだり考えたりできる、そのスタンスが自分に合っていると感じて、「これだ!」と思いました。

質問2:実際に働いてみてどう?

プレーリーダーとして働き始めて3か月が経ちました。率直に言うと「めっちゃ楽しい!」です。
「こどもの森」には常連の子もいれば初めて来る子もいるし、毎日いろんな大人とも出会います。その人たちと一緒に遊んだり、この子が今どんなことを考えているんだろう?と想像しながら関わっていったりすることが、すごく面白いです。最初はとにかく分からないことだらけでしたが、少しずつ「どんなタイプの子にもまず関われる」というベース力がついてきたように思います。 まだ難しいと感じているのは、幼児との関わり方。学生時代のボランティアは小・中学生が対象だったので、これまで幼児との関りがほとんどありませんでした。言葉がまだ上手に使えない子の気持ちをどう汲み取るか、泣いたり体の動きだったりで伝えてくれるメッセージを「何を伝えたいんだろう」と探るのは、僕にとって大きな挑戦です。先輩プレーリーダーを観察して、マネしてやってみています。毎日が学びです。

質問3:3か月やってみて成長したなと感じていることは?

成長したなと思うのは、保護者の方と、子どもの話ができるようになったことかなぁ。大人はよかれと思ってつい正解を先に出しちゃうみたいなことがよくあるけど、子どもからしたら今は別に正解がほしいんじゃなくて、やっている過程を楽しんでいるみたいな時が遊びの中である。だからそういう時に子どもの遊びを邪魔しないことが大事だと思っています。なので、保護者の方がつい口だしをしそうな場面で、「きっと○○をやりたいんですかね?」と、僕が思う子どもの気持ちを伝えてみることにしました。そうしたら保護者の方から「あーそうなのかなぁ。ウチの子はいつもねー」なんて話がでてきて、一緒に子どもの遊びを見守ることができるようになってきました。
もっと成長したいことは、まずは、子どもが本当にやりたいことを察して、ワクワクにつながる関わりができる手数?引き出し?技?を増やしていくことです。あとは、自分があの時どうしてそういう行動をしたのかという「意図」を言葉にして、他の人にも伝えられるようにもなりたいと思っています。

質問4:印象に残っている遊びエピソードは?

一番印象に残っているのは「どろんこ綱引き」です。「こどもの森」の土エリアに大きな穴を掘って水をためて泥の池をつくり、その池を挟んで綱引きをしました。負けたチームは泥の池に落ちるルールです。
子どもたち7、8人と一緒にやって、最初は普通にチーム戦をしていたんですけど、途中からもう「子どもvsバギー」になって。子どもたちが「絶対にバギーを落とすぞ!」って一致団結して引っ張り合うようになりました。僕も負けたくなくて、子どもを池に落とす(笑)。でもまた「もう一回!」って盛り上がって、みんな泥んこになりながら何度も遊びました。
「子どもvsバギー」の構図は、実は仲間意識が自然に生まれるように立ち回ったんです。一緒に遊んだ子たちは、全員が知り合いではなくて初めましての子もいたけど、一緒に大盛り上がりしてすごく仲良くなれました。最後に一回だけ僕が負けて泥の中に落ちた時には、「よっしゃあ!」と全員でハイタッチなんかして。本当にめちゃくちゃ仲良くなって、「あぁ、すごく良かったなぁ」と思いました。プレーリーダーとして子どもの関係づくりを後押しできた実感がありました。

質問5:現場に出る以外のどんな業務を担当している?

主な仕事は現場で子どもと関わることですが、消耗品の在庫管理もやります。子どもが使う遊び道具(例えばチョークや色ガムテープ、木工用の紙やすりなど)、管理棟の備品や救急セットの中身等の在庫数を確認して、買い足しています。
あとはSNS(Instagram)の記事作成もしています。「こどもの森」での日常を写真に撮って、「今日はこんな遊びがありました」「こんな面白いことがあったよ」という出来事を投稿しています。「こどもの森」を知らない人にも雰囲気が伝わればいいなと思ってます。
また、新しいプレーパーク事業の立ち上げサポートで地方の現場に出張した際には、現地の方たちと会議や振り返りをしたときの議事録の作成もしています。まだこうした事務的な業務は多くありませんが、少しずつ担当を任されるようになってきています。

質問6:一緒に働いているプレーリーダーってどんな人たち?

いい意味でみんな個性的というか、みんな変わっているというか(笑)、それぞれ違う意見を持っている。魅力的な人ばかりなので、僕はみんなが大好きです。現場後の毎日の振り返りでは、「そんな考え方もあるのか!」って、自分では思いつかない違う視点を聞けることが刺激的です。子どもたちにとっても、いろんなタイプのプレーリーダーがいることは楽しいだろうなぁと思います。

質問7:プレーリーダーという仕事の魅力・やりがいは?

僕は「子どもが楽しく過ごせる世の中がいいな」と思っているので、子どもの笑顔の側に毎日に居られることだけで幸せです。学校に行けなくて家で独りで過ごしていたり、遊ぶ友達がいなくて放課後はゲームばかりしている子が、もっと「こどもの森」に来るようになるにはどうしたらいいかな?と考えています。思いっきり遊んで、笑って、ときにはケンカして仲直りして、「また明日も遊ぼう!」と帰っていく。そういう子どもの日常に立ち会えることは、プレーリーダーの最大の魅力だと思っています。プレーリーダーは先生じゃないので、子どもと一緒に楽しいことを生み出して、一緒に成長していける。子どもとそうゆう関係になれることが一番のやりがいです。
そしてもうひとつは、先輩プレーリーダーから「子どもは一人ひとり違うし状況は刻一刻と変化する。どんなに経験を積んでもこれで完璧というのはない。学びはずっと続く。だから、プレーリーダーは成長し続ける。」と言っていたのを聴いて、改めてこの仕事の奥深さを感じました。その入り口に自分が立っていることが嬉しいです。

質問8:応募を考えている人へメッセージを!

「教える」のではなくて「子どもと一緒に考える」、「子どもと一緒に何かを生み出す」にワクワクする人には、プレーリーダーはぴったりの仕事だと思います。
なんとなく子どもに関わる仕事がしたいなと思っている人には、プレーリーダーという仕事があることも知ってほしいです。誰でも参加しやすいオンライン説明会や現場の見学会に、ぜひ気軽に参加してみてください。