- 氏名:
島田 かおり(しまだ かおり) - 職種:
プレイングマネージャー - 入社年:
2016年
Q1 PLAYTANKで働き始めた経緯は?
私が勤めていた保育園は土手や裏山でたくさん遊ぶ園でした。外部から講師などを呼び、こどもが主体的にあそべる園庭に改造していくなど、こどものあそび環境がより豊かになるよう積極的に取り組んでもきました。こどもたちと毎日楽しく過ごしていましたが、年長を担当し保育園から送り出す時、小学校との連携や、保育園の外(街)では遊べていない現状にもやもや。もっと街の中に、社会の中に、子どもたちの主体的に生きる(あそぶ)姿や子どもの願いを届けたいと思って、地域の中で活動する仕事に興味を持ちました。そして、保育園で働いていた頃に私が得意としていた、子どもが遊んで育つことのサポート(環境設定や子ども同士の関係性の調整など)を軸に、これから何に取り組んでいこうか?と考えてたどりついたのが、冒険遊び場/プレーパークでした。そして、プレーパークで働く人たちが情熱と信念を持って、「地域の中で、子どもが遊んで育つ」ことに色んな視点から取り組んでいるのを知って、“これだ!“と、転職を決めました。
Q2 今の仕事で、やりがいを感じていることは?
保育園で培ってきた経験を活かして、子どもたちが主体的に遊びながら育つ「あそび場」を、保護者の方や地域の方と創っていくことに力をいれています。そして今は、以下の2つの仕事に、特にやりがいを感じています。1つめは、練馬区内7ケ所の公園で開催している『おひさまぴよぴよ』事業のマネージメントをすることです。マネージメントのポイントは、7ケ所それぞれの現場で働くメンバーたちがワンチームになって、もっと楽しく、もっと居心地がいい「あそび場」になるために何をしようか?について、誰でも意見が言いやすい雰囲気をつくることだと思っています。なので、メンバーのみんなと同じように現場の状況を把握できるように、現場シフトにもどんどん入るプレイングマネージャ―をやっています。やり甲斐というか、一番の楽しみは、毎月の全体会議。いろんな意見が飛び交う活気ある時間で、私自身のモチベーションが上がります。
もう一つは、『おやこ森のようちえん』という新しい事業の立ち上げです。数年前、PLAYTANKのキャリア研修制度を利用して、長野の森のようちえんに合宿研修に参加した際に、自然の中で、ゆったりながれる時間の中で、子ども同士が育ち合う森のようちえん活動は、幼児期に必要なあそび・学びの体験だと実感しました。そして、東京で暮らす子どもたちにも、いえ、都会で育つ子どもたちにこそ、こうした成育環境が必要だと考えるようになりました。現在は、事業の立ち上げを支援してくださる助成金を使って、都会で育つ子どもたち、そして、都会で子育てをする親たちに必要な、親子参加型の森のようちえんづくりに奮闘しています。やり甲斐は、「あー楽しかった!」と笑い合う、参加者親子の笑顔。見違えるほどに成長していく子どもたちの姿です。
Q3 これから、どんなことに取り組んでいきたい?
まずは『おひさまぴよぴよ』事業の良さを広めていくことです。外遊び型子育てひろばは、日本で初めての斬新な事業です。そして、0.1.2.3歳の外遊び離れが進む今の状況で、日本中に広まっていってほしい事業です。そこで、『おひさまぴよぴよ』の現場でおきている素敵なことを!写真や動画やエピソードにして発信したいなーと思っています。最近、私は現場に行く際にはカメラを背負っていることが多いです。
そしてもう一つ、『おやこ森のようちえん』を、助成金の資金援助期間が終わってからも続く事業に育てることです。二度と来ない子ども時代を、子どもらしくたっぷり遊びながら育ってほしい……と、望んでいることはとてもシンプルです。しかし、特に都会は幼児教育戦争(!?)というものがあるらしく、「〇〇を習うと△△ができるようになります」という謳い文句を掲げない「外遊び」なので……前途多難になるのかなーという不安もあります。「本質はお金にならない……」なんて言う方の言葉に頷いたり。笑 でも、やっぱり、「あー、今日も楽しかった!」と終える日々が一番なので!!少しづつ、理解者を増やしていきます。
Q4 PLAYTANKのここが自慢
人が集まる場を創るにあたり、「まずは場を創っている人が楽しんでいることが一番」がモットーです。この仕事が好き、大変なこともあるけど楽しい、と思える人同士があーだこーだ話し合い、「より良くなるには」を考え続けている仲間がいることが自慢です。 子ども「が」あそぶことを追求し、革新していくPLAYTANK。遊ぶと遊ばせるの違いはどんな時かなとか、自由にあそぶってどんな状態のことなのかな等、とことん「子どもがあそぶ」ということにこだわり、話したり考え続けたりが大好きなこだわり屋さんが集まっています。だからこそ、現場第一優先です。
Q5 同僚からの私の紹介メッセージ
保育のプロとして保育園で長年勤めた かおりん は、保育・乳幼児に関する豊富な知識をすでに持ちながらも、常にアンテナを張り、フットワーク軽くセミナーや研修会に参加したり、専門書を読んだりして、日々知識を蓄えて成長し続けているメンバーです。
子どもがあそんで育つために、PLAYFIELDで出会う子どもたちに真剣に向き合い、インプットした情報をアウトプットして実践しながら邁進しています。
明るく優しい笑顔でふわふわした雰囲気のかおりんですが、実は、心の中は熱い想いにあふれていて、頭の回転が速い団体きっての切れ者です。PLAYFIELDに立つ専門職としてだけではなく、統括マネージャーとしても活躍しており、新規事業の立ち上げやプロジェクトの企画・実施、事業の課題解決、業務改善など、幅広い業務をテキパキと効率よく進めています。
金 秀妍より
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