【story】
「おっきい山つくろう」
「いいよー」
「もうちょっともうちょっと」
「もうちょっともうちょっと」
あっ、いいこと思いついた!
あっ、またいいこと思いついた!
遊びはどんどん変化します。
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以下、
動画を見ながらプレーリーダーと
専門家の対談の様子を
一部抜粋したものです。
斎藤さん(臨床発達心理士)
3歳すぎてくると、自分の持っているイメージだけでなく、相手のイメージとそれを合わせていく。本人たちはそう思っていないかもだけど。
かおりん(プレーリーダー)
こういう子どもがイメージを展開していく時に大人って割って入りがち。この時も周りにいる大人に「どうなるか見てようね」って声かけてます。大人が「もっと山でしょ」とか、「今運んでいるから崩さないで」とか入っていくと、子ども達同士の遊びの中で起きて来る関係性や展開が全然違うものになってきちゃう。
斉藤さん(臨床発達心理士)
もっとこうさせたい、ああさせたい、こういう体験をさせたい、大人はそういう風に先へ先へといくからね。でも、子どもは体験しながら広がっていく。
かおりん(プレーリーダー)
そうですね、子どもの変化、発想についていけるように、いつもいつも頭は柔軟に!を大切にしてるかな。最初にこどもが「山作ろう」と言ったことに対して、大人のままでいるとつい、山を作ることか私の目的に代わって、大人が遊びをひっぱっちゃうなって。それって子どもが始めた遊びだから“子ども主体”って言いたくなるけど、ほんとは違うんじゃないかなって思ってます。
元住さん(作業療法士)
大人は完成図があるんですよね。子どもはやっている中で、落ち葉の感触が楽しい、気持ちいいとかに気づいて、誰に言われるまでもなく、寝転がって。寝転がったら気持ちいいだろうな、とかも遊びながら思いついたアイディアかな。
かおりん(プレーリーダー)
そこのプロセスがあそびだよってところが、大人の中でみんな共通になっていくといいな。「山作ろう」から、「遠くから落ち葉を運んだり」「木の枝で穴をつくってみたり」「寝転んでみたり」、なかなか山にはならないけどそこが楽しいよねっていうこと。
斉藤さん(臨床発達心理士)
そうなると子どもがやっている姿をよく見るってことがやっぱり大切だよね。どうして離れたところから持ってくるのかなとか、その時の顔なんかすごく楽しいそうじゃない。大人がそういう見方を広げていくことを伝えていきたいな。
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この動画は 都会の住宅街にある小さな自然と そこに集う親子たちの essence of fun(たのしいのエッセンス) あそび心の本質を切り取っています
舞台は、練馬区内の公園等で展開する 外あそび型子育てのひろば『おひさまぴよぴよ』 散策型子育てのひろば『おひさまとことこ』
こどもがあそぶ!傍にいるプレーリーダーが、 こどもがあそぶ世界に近づき こどもの心が動く瞬間をとらえます 〈動画〉たのしくあそんでこどもはそだつ
※独立行政法人福祉医療機構WAMの助成金事業として定期配信しています。