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練馬区立こどもの森の敷地内にある「こど森農園」で共育・共食

 練馬区立こどもの森は、農家の跡地を子どもたちが自然に触れながら遊べる区立公園にしました。公園内にある「こどもり農園」では、農家さんご指導のもと、地域の方たちと一緒に食物を育て収穫を楽しんでいます。お子さんがいるご家庭だけでなく、こどもの森の近所にお住いの方皆で作物を育てています。小学生と地域の方が一緒に作業することで、顔見知りになり、普段の街中でも子どもたちに声をかけてくださるなど、こど森農園を通して地域に交流、繋がりが生まれています。

野菜づくりのおもしろさを教えてくれるのは、6代続く地元のベテラン農家さん

土をいじって苗を植えるところからはじまり、手入れに必要な作業全部を自分たちでやっていきます。手をかけただけぐんぐん大きくなるいのちの力強さや、食べ物をめぐる虫とのたたかい、できた野菜をたき火で調理してあじわう喜びなど、農の楽しさ大変さをぎゅぎゅっと経験できる農園です。

 頑張りどころの農作業も、熊手で固い土をかく力比べをしたり、誰かが見つけたテントウムシを横目で見たりと、たくさんの仲間がいるからこその楽しさがあります。自分で育てると、なじみのある野菜の今まで見えていなかったプロセスを知れて、いろんなことを感じています。みんなで育てて、みんなで食べる!その喜びを味わってほしいです。

得た知識を駆使して、自分なりにやってみる!「実験農園」

 農家さんに教えてもらった地域を駆使して自分なりに苗を植え、自分のやり方で作物を育ててみる「実験農園」がなんといっても面白い!

 始まりは、小学生が自分たちのアイディアでお店を出す“こどもり商店街”というイベントで「野菜を売りたい」とひらめいた子がいたことから。

 10月某日。「とにかくやってみよう!」と決まり…まずは、たい肥を混ぜながら畑を耕しました。畝を作ったら、種蒔きです!大事な畑が猫に荒らされないように、テープを貼ってトラップをしかけるのも忘れずに。2週間後。「芽は出てるけど隣の畑みたいに大きくならないな。影だから?ビニールハウスを作ろう!」やってみては壊れ、次に来た子が手直しして、数日かかりでできました。ビニールハウスの中には、自動水やり機も完備。ボトルの蓋に小さな穴が開いていて、じんわり地面に水が染み込んでいくというもの!すごい、そのアイディア大人もいただき!開墾から1か月。こどもり商店街が開催され、「やさい屋」が開店しました!商品は、苗、小さく実ったラディッシュ、ひょろ~り根っこ大根、たい肥の含まれた畑の土。商品をバケツに入れて、大声で「食べられる大根だよ!」と叫び、完売です!

 商店街終了後も、「やってみたい!」「いいこと思いついた!」が継続中。ナスの植え替えや、彼ら理論による間引き、大人と一緒に育てているこどもり農園から拝借した野菜を自分たちの畑に植え替えてさらに大きく育てる、など。小学生たちは、畑の中で自分たちの頭と手を動かしています。さて、次はどんな発想が飛び出して、なにが始まるのか!?あー、楽しみ♪みんなも参加してね!


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