
掲載日:2023年10月16日

- 氏名:かつき
- 職種:プレーリーダー
- 主な担当事業:
練馬区立こどもの森 - 入社年:2023年
- 経歴:
新卒から公立の学童保育3年
都内冒険遊び場プレーリーダー7年3ケ月、PLAYTANK『練馬区立こどもの森』2年目
質問1:プレーリーダー歴10年め、PLAYTANKに転職した理由
大学生の時は教師志望。でも、子どもに関わるアルバイト等をしたり、自分自身が、「誰かに教わることよりも、自分が主体的にやってきたことの方が役に立っているな〜」と思っていたとから、卒業後は学童保育所で働いて、3年目に冒険遊び場・プレーパークと出会ってプレーリーダー転職しました。
僕は、人が主体的になることはすごく大事なことだと思っていいます。そして冒険遊び場・プレーパークは、子どもの「やりたい!」ことができる、子どもが主体的に遊ぶことを最大限に守っている場所。だから、現場は毎日いろんなことが起きるけれど、大変なこともあるけれど、子どもたちと過ごす時間は楽しくて、遣り甲斐の方が勝る。今までに一度も、プレーリーダーを辞めたいと思ったことはありません。
でも、結婚して子どもが生まれたら社会の見え方が変わってきたというか、子どもが日常的に主体的に遊べる環境どんどん減っている状況が気になりだして。冒険遊び場の数をもっと増やしたり、冒険遊び場が大切にしていることを広めていきたいと考えるようになったことが、プレーリーダー7年目で、PLAYTANKへの転職を考えた一番の理由です。
冒険遊び場・プレーパークを運営している団体はいろいろあるけれど、PLAYTANKのように団体ビジョンに冒険遊び場の数を増やしたり、冒険遊び場が大切にしていることを広めていくことを掲げて、コツコツと実績を積み上げてきている団体はありません。また、PLAYTANKなら、本気でこの仕事に向き合っている仲間がいるとおもえたことも転職の決め手でした。実際に働き出してみても、仲間存在は心強いです。


質問2:PLAYTANKで働いてみて、どう?
全員が、目の前の子どもを大事にしている、つまり、今、その子が何を感じているのか、考えているのか、やりたいのかを、知ろうとしている。そこがズレないと感じています。でもそれは、子どもだけではなく、大人に対しても同じ。特に初めて来た人に丁寧に関わっていくことも、みんなズレない。これは素敵だと思います。冒険遊び場と出会って、「また行こう!」と思う人が増えることは、「始まり」だからね。
あと、毎月の会議で、目標をたててそれを実現しようとしている、課題を検討して改善策をやってみて、その結果・成果を検証する、いわゆるPDCAを回していることで、現場が常に進化していくのが刺激的。こういうことが仕組みがあるから、一人ひとりの「もっとこうしたら」「もっとこうしたい」という気持ちや意欲が引き出されるだと思います。
僕が望んでいた、冒険遊び場を広げる仕事は、やっています!これは嬉しい悲鳴です。初めて体験することもあるから、結構頑張っています。でも、「こういう状況だと、こんな風に考えるんだなー」など、自分の視点が広がっていくことが、楽しいです。
PLAYTANKで働いているプレーリーダーには、僕みたいに冒険遊び場を広げることにコミットしている人も、また違うビジョンやキャリアを目指す人もいます。一人ひとりの「やりたい!」ことを、「やってみようよ!」とバックアップしているのが、PLAYTANKなのかな?と最近思います。

質問3:これから、どんなことに取り組んでいきたい?
環境が変われば意識が変わる。PLAYTANKで働きだしたこの2年ちょっとで、自分自身の価値観の再構築が始まった気がしています。
去年は、プレーリーダーというキャリアの「振り返り」をしていました。つまり、今まで自分の芯にあると思っていたことが「どうだったんだろう?」と、考え直す場面が度々ありました。そして、変わっていく自分をいいと思えたし、楽しいとも感じていました。そして2年めは、もっと仕事の幅を広げたい、専門職としての深みを増したいと強く感じていました。そして今年の10月からは、新しく立ち上げる常設の冒険遊び場の現場責任者というポジションを担うことになって、今はその準備に邁進しています。
もし「これからどうしていく?」と聞かれたら、「まだまだ伸びたい!」「今、伸びている!」と答えますね。
新しいことに挑戦する時って、考えて、とりあえずやってみる。失敗したらもう一度を繰り返していくんだと実感しています。それは自分自身のこともだけれど、PLAYTANKで取り組んでいる、冒険遊び場を他の地域に広げていく事業も、こうしたら成功するというマニュアルがない挑戦の段階だから、なおさらそう感じます。
そもそも冒険遊び場という存在自体も、社会への挑戦のようなものですしね。地域の状況によって、また、冒険遊び場をつくろうと集まった人の思いによって、できるカタチが違ってくる守備範囲に広さが、冒険遊び場のおもしろさでもある。
おもしろいから、僕はこれからも冒険遊び場づくりをしていくのだと思います。
