昔、子どもだったあなたへ
“おとなは、だれも、はじめは子どもだった。しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない”
『星の王子さま』アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(著)、河野万里子(訳)、新潮社
子どものあそびは、「本気」「本音」「本能」の世界。
「先生」という立場で子どもと関わる前に、大人と子どもが上下関係.になる前に!
“あそび”を通して、大人でもないような、子どもでもないような…
そんな子どもとの関係性や感覚を体験してみませんか?
ボランティアの様子
子どもと思いっきりあそぶ!!まずはそこからです。
楽しい時を共に過ごした子どもたちの姿から、何を感じる?何を思う?






子どもと遊んだ後は「振り返り」をします。
プレーリーダーと一緒に、今日の子どもたちの様子や、自分の子どもとの関わり方について考える、「振り返り」をいます。他の人の感じたことや考えたことを聞くと、色んな視点から子どもを見ることができます。あ~、そう見るのか~!という気づきもあります。
●ボランティアで得られること●
その1)子どもの本音、子どもの本質、子どもの笑顔に出会える!

学生時代に子どもと関わることができるのは、家庭教師のように勉強を教える場面や、スポーツクラブ・学童保育などのアルバイトで、何かを指導する場面が多いと思います。
教えてもらっている、指導されている、つまり、自分の力を評価したり伸ばそうとする大人と一緒にいる時と自由に遊んでいる時とでは、子どもは見せる顔が違います。遊びを通して子どもと関わる大人は、子どもの本音や本質に一番近いところにいるのです。
その2)一緒に楽しく遊んで、子どもの一仲間として、子どもの感覚を感じられる!
子どもに寄り添うってなに?教育や保育に興味のある人なら、これはよく聞く言葉ではないでしょうか?
もうすでに大人になってきている私たち。子どもの時の感覚をいつの間にか忘れてきています。本当に子どもに寄り添うには、子どもの仲間になり、同じ時に喜び、楽しみ、怒り、悲しみをしてみることが近道です。頭で理解するのではなく、全身で子どもの感覚を感じることを遊び場で経験してみてください。
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その3)子どもに対する見え方が変わる!経験

現場ボランティアの後には「振り返り」をします。同じ現場で同じ場面に居た人同士が、それぞれ感じたことや考えたことを出し合うので、自分だけでは気づけない幅広い視点や考え方に触れる事ができます。
特にプレーリーダーの、子どもへの真剣で温かい眼差しに触れることは、学校の授業では体験できない、リアルな現場だからこそ!子どもや遊び理解を深めることができます。
ボランティア対象者&期間
●対象
ボランティア会場は泥遊び、虫捕り、木登り、秘密基地づくり、坂滑り等、自然の中で自由に遊ぶ『冒険遊び場・プレーパーク』です。
「子どもの頃に、外でたくさん遊んだ」「子どもと一緒に走り回る体力に自信がある」「”冒険遊び”にワクワクする!」という、アクティブなタイプが対象です。
子どもに関わる仕事(教師・保育士・学童・児童館指導員・プレーリーダー等)を志している方、自分に子どもの関わる仕事をする適性があるか?を試してみたいという方に特におすすめです。また、子どもの健全な成育環境や子どものが暮らす「まち」の在り方について、教育や学びの本質について、実践を通して考えたいという方も歓迎です。卒論や論文等のフィールド調査協力もできます。ご相談ください。
●期間
今回は、8月~9月にボランティアできる方が対象です。
ボランティアの日数や日程は、個別にご相談させてください。人数が集中しければ、ご希望の日数と日程を優先します。
10月以降もボランティア継続できますが、インターンとして有償のアルバイトに変更することも可能です。アルバイトを希望される方はご相談ください。
「説明会」「見学会」「体験会」への参加申し込みについて
どんな場所?どんな人が働いているの?どんなことをしているの?などを、実際に見て、知っていただく「説明会」「見学会」「現場体験会」をご用意しています。「説明会」「見学会」は、任意のご参加でOKです。「現場体験会」には必ずご参加ください。
※「説明会」「見学会」「体験会」のお申し込みは、以下の各申込みフォームからお願いします。
※「説明会」「見学会」「体験会」共に、社会人の転職希望者の方と合同になります。
※ 下記の日程が終了した後も、定員に空きがあればボランティアをお受けします。ご希望者は、下記までお問合せください。
▶お問い合わせ
電 話: 090-9200-6067(担当:中川)
メール: recruit@playtank.tokyo(担当:金)
「説明会」
「冒険遊び場・プレーパーク」のことと、PLAYTANKの目指すことや事業のことを、写真や動画を観て頂きながらご説明します。また、簡単なワークを通して、PLAYTANKが考える外遊びで育つ子どもの力についてもお伝えします。
【zoom】 での開催日程
・8/2(火) 19:00-21:00 ※受付終了
・8/8(月) 10:00-12:00 ※受付終了
・8/11(木・祝) 10:00-12:00
【会場】での開催日程
・7/30(土) 10:00-12:00 ※受付終了
「見学会」「体験会」
【見学会】
日本初、農家の屋敷森跡地を活用した冒険遊び場『練馬区立こどもの森』の園内をご案内します。担当がアテンドします。質問なんでもOK。
<開催日程>
・8/9(火) 9:00-9:30 ※受付終了
・8/10(水) 9:00-9:30 ※受付終了
【体験会】
『練馬区立こどもの森』で半日、子どもたちと遊んでみる体験です。どんなボランティアか?をイメージできます。
*体験会は、8/12(金)が最後の開催予定です。学生ボランティアに参加されたい方は、必ずお申し込みください。
*見学会と体験会は、同じ日に開催します。
*体験会にご参加の際には、申込みフォームで住所や所属などの個人情報もご記入いただきます。ご了承ください。
*お申し込みは、前日の16時まで受付ける予定ですが、お申し込みの状況により受付けを早めに終了する場合がございます。
<開催日程>
・8/9(火) 9:30-13:30 ※受付終了
・8/10(水) 9:30-13:30 ※受付終了
・8/12(金) 9:30-13:30 ※受付終了
ボランティアの応募方法
「履歴書」をメール添付でお送りください。
※件名に「ボランティア募集(お名前)」と記載してください。
※提出いただいた書類は返却いたしません。ご了承ください。
●履歴書(書式自由)
以下の項目は必ず入れてください。
①日付 ②名前 ③住所 ④携帯電話番号 ⑤メールアドレス ⑥顔写真 ⑦学歴 ⑧アルバイトやインターン歴 ⑦応募理由
※備考欄には、「体験会」に参加した日程を記載してください。まだ体験会に参加していない方は、体験会参加希望を記載してください。
▶送付先メールアドレス: recruit@playtank.tokyo(担当:金)
What’s 冒険遊び場/プレーパーク?!
冒険遊び場/プレーパークは、1940年代のデンマークが発祥です。乳幼児から小学生、中高生、また保護者や地域在住の人たちなど、誰でも無料で利用できる、屋外型の活動や施設で、大人の決めたプログラムはありません。子どもたちは、バケツ、ロープ、スコップなどの道具類や、木、坂、水、落ち葉、木ノ実、火、風などの自然素材を使って、穴掘り・木登り・たき火、秘密基地づくりと、自由な使い方で遊んでいます。以下の動画のような遊びが子どもの発想で繰り広げられています!
冒険遊び場で働くスタッフは『プレーリーダー』と呼ばれています。
子どもが遊ぶ!環境を整えることが仕事の専門職です。プレーリーダーは「プレイワーク」という専門スキルを学び、地域の人と人をつなぎながら、子どもが主体的にあそび・育つサポートをしています。冒険遊び場のボランティアは、プレーリーダーと一緒に子どもと遊んだり、場づくりをします。PLAYTANKで働くプレーリーダーの声は、コチラをご覧ください。 >> 一緒に働く仲間たちへインタビュー
ボランティア体験者の声

ニックネーム:ふじもん 2018年アルバイト卒業
大学に入りたてのころ、教職の授業も受けはじめ、教育分野に漠然と興味を持っていました。何か子どもと関わる機会はないか!?と探していた時に、このボランティアを見つけ、子ども達のキラキラした笑顔の写真を見て、おもしろそう!!と思って参加しました。この活動の参加前、正直子どものことはよくわからず、学校にいて、大人の下で教育を受けている。そんなイメージでした…笑
2年間、現場で子どもと関わって、プレーリーダーの方々と振り返りをして行く中で、子どもの見え方は変わってきました。以前は遊びの中で子どもが何かできないでいると、簡単に手を貸したり、ケンカの時にも大人として何かしなきゃ!と思っていました。毎回の現場でヒヤヒヤしながら、子どもと関わっていた記憶があります…(:_;)でも、子どもは遊びの中で何かできなくても、自分で次のアイディアを思いついて、あれやこれやと試しては、形を変えて遊び続けていました。子ども同士のケンカも、その時はケンカしていても、後になったらいつの間にか仲良く遊んでいるし…笑子どもって案外自分たちで問題解決をするし、思うようにいかなくて、何度も何度も失敗を繰り返しても、そこから色々学んでいるんだな~と。もちろん、その子1人1人に合わせて、大人として手を貸すことも必要ではありますが、もっと子どもの力を信じてもいいんだと思えるようになりました。
今は、その子の持つ力を信頼したうえで、子どもの持っているたくさんの「やりたい!」という気持ちを、その子自身の手で実現できるように、陰からサポートできる人になりたいと思っています!

ニックネーム:きいち 2019年アルバイト卒業
ボランティアを始める前の研修で教わった”遊びのツボ=子どもの楽しいと感じているポイント”を意識してみようと思って、現場に入ってみました。なんでこの子がこの遊びでこんなに笑っているのか?まで、一緒に遊びながら初めてそこまでちゃんと見てみることをしました。そしたら、今までただのハンモック遊びだと思っていたものが、その遊びの中でも小さく揺れる⇒思いっきりこぐ⇒見つけた木の実に足を届かそうとチャレンジ⇒落ちた木の実を潰す⇒投げる⇒追っかける…まだまだ続く子どもの遊びのツボってこんなにどんどん変わるのか!?と初めて体感しました。
子どもはとにかくハンモックを押して―と言ってくるんですよね。で、ボランティアの1日目は押してあげていたけど、振り返りでプレーリーダーから、「ただ押してあげる人(子どもの遊び道具)になるんじゃなくて、子どもと一緒に楽しむ遊び仲間になってみて」と言われて、頭ではわかったけど、実際どうしたらいいのって、最初の頃は色々試行錯誤でした。
ボランティア続けてみて、子どもと関わるには、学校や塾などで勉強を教えることが手段になると思っていました。でも、遊びで関わるということもあるんだと知りました。
その後、アルバイトをすることになるんだけれど、冒険遊び場で子どもに関わる僕には先生という肩書はないです。立場的に偉いわけでも、何でも知っているわけでも、何かを教える人でもない。実際、虫のこととか僕なんかよりも、子どものほうがよっぽど知ってるし(笑)子どもだから、大人だからとかじゃなくて、1人の人間同士として普段通りの自分で子どもと関わる感じ。で、先生のような役割を演じるよりも、子どもから僕という人を知ってもらえるし、僕自身も”いいこと思いついた!”がいっぱい出るんです。そして最近気になるのは、子どものいいこと思いついたの後の行動。何をするんだろう?どうするんだろう?とよくみていると、そう来るか!なんてことがいっぱいあるんです。子どものしたい、やってみたいを大事にしたいなーと思っている自分がいます