play tank

全て見る

〈動画〉vol.9 だめえっ!(たのしくあそんでこどもはそだつシリーズ)

【sotory】
石をめぐる、
だめえっ!

どっちが先か、どっちの物か
うううううーーーー、
押し合い、だめえっ!

そこへ他の子がやってきて
あれっ?!
だめえっ!はどうした?

気持ちはかわり、いつの間か解決。
子どもたちなりに“ごめんね”
“やっちゃったな”の気持ち。

***************
以下、
動画を見ながらプレーリーダーと
専門家の対談の様子を
一部抜粋したものです。

斎藤さん(臨床発達心理士)
 まさしく子ども同士だからこその子どもの力、子ども同士の関係性が現れていますね。大人がこの中に入っていくと全く違う展開になるでしょうね。

かおりん(プレーリーダー)
 大人が入ると、「どっちが使ってたの?」とか聞いちゃってよけいにこんがらがるのに、この後から来た女の子すごいなって思ってます。

元住さん(作業療法士)
 こういう中で子どもは自分の気持ちに折り合いをつけることを経験していくんですね。

斎藤さん(臨床発達心理士)
 けんかして、仲直りしながら仲間になっていく、子どもにはそういう力がありますね。

元住さん(作業療法士)
 中には、気持ちの切り替えや折り合いのつけ方が苦手な子もいますね。でも、受け身ではなくて、自分から発信したことで状況が変わったり、自分自身で気持ちを切り替えられると、気持ちがいいし、次もうまくいくという自身にも繋がると思います。大人に言われて仲直りするよりも、上手くいったという実感が味わえるのでは。

かおりん(プレーリーダー)
 こういう時、物を取り合う子同士の母だけど、本当は子どもに任せて見守りたいと思っていても言いづらい。だからスタッフが「お互い対等なケンカだよね」「ちょっと見守ろうよ」「まだ手を出してないから大丈夫ない?」などと声をかけて、親同士が解決していまわないようにしています。

斎藤さん(臨床発達心理士)
 そうですね。大人が教えるので、子どもがそこから学ぶことを信じてまってあげる。学びに正解はないですから。ケンカしてどちらかが泣いて終わることもあるかもしれない、それはそれで、その中で学んでいくわけです。

かおりん(プレーリーダー)
 小学生にも、折り合いをつける仲直りの仕方が下手だなと思う子が増えている。そしてそれが中学生になると…ケンカが事件になる…。

元住さん(作業療法士)
 体が小さいからできることもある。多少ぶつかり合ったりしても、そこまで大きな怪我にならないから。もちろん、危なくないように見守りは必要ですが。体が大きくなってからのケンカは、相手に与える影響も大きくなってしまいますね。

斎藤さん(臨床発達心理士)
 お互いに加減しながら押し合いっこをしていますよね。力の入れ具合、力の加減をこうやって小さいころから体で覚えていく。小学生になってからもケンカはします。だけど、ケンカの仕方を小さい頃からたくさん経験して加減を知っておくのが大事なんだと思います。

元住さん(作業療法士)
 自分の身体の感覚が分かりにくい子どももいますね。自分はそこまで強く押していないつもりでも、相手にとっては痛いくらい強かったり、力加減が分かりづらいということもある。こういう場面でもそうですし、実際に身体を使ってたくさん感じて体験していくことで、身体の感覚そのものが分かりやすくなったり、調整しやすくなっていく。年齢が大きくなってからよりも、脳の活性がある小さい頃の方が、変わっていきやすいと思います。


***************
 この動画は 都会の住宅街にある小さな自然と そこに集う親子たちの essence of fun(たのしいのエッセンス) あそび心の本質を切り取っています  
 舞台は、練馬区内の公園等で展開する 外あそび型子育てのひろば『おひさまぴよぴよ』 散策型子育てのひろば『おひさまとことこ』
 こどもがあそぶ!傍にいるプレーリーダーが、 こどもがあそぶ世界に近づき こどもの心が動く瞬間をとらえます 〈動画〉たのしくあそんでこどもはそだつ

※独立行政法人福祉医療機構WAMの助成金事業として定期配信しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!