子どもと遊ぶ!インターンに参加しませんか?
教員、保育士、学童スタッフ、プレーリーダー等への就職や転職を考えている学生さん、社会人の方が対象です
子どもと関わるアルバイトには、家庭教師のように勉強を教える「先生」や、スポーツクラブ・学童保育などの「指導者」が多いと思います。しかし、子どもは、教えられている・指導されている、つまり、子どもの力を評価したり伸ばそうとする大人と一緒にいる時と、子どもだけで自由に遊んでいる時とでは、見せる顔が違います。
“おとなは、だれも、はじめは子どもだった。しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。
『星の王子さま』アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(著)、河野万里子(訳)、新潮社
PLAYTANKのインターンは、教える人と教えられる人、指導する人と指導される人というような、子どもと大人が上下関係ではなくて、子どもと一緒に遊び、遊び仲間になる ”斜めの関係” になります。だから、ただ子どもと一緒に遊んでいるだけで、子どもが見ている世界や子どもが求めていること、子ども本来の姿に出会うことができます。
将来、子どもが育つ施設での専門職になりたい(教師、学童指導員、保育士等)、子どもに関わる政策立案や子どものためになる事業に関わりたい、と考えている方には、ぜひ一度子どもと”斜めの関係” になる体験をしていただきたいです。
忘れていた…自分の子どもの頃の気持ちや感覚を思い出せることはもちろん、「子どもたち」という総称ではなく、一人ひとり違う「人」として、子どもが放つエネルギーと輝く個性を感じることは、大人社会の常識やあなた自身の価値観を、揺さぶると思うので。
「子どもの頃に、外でたくさん遊んだ」「子どもと一緒に走り回る体力に自信がある」「冒険遊びにワクワクする!」など外遊びが好きなアクティブな方のご応募をお待ちしています。
冒険あそび場「光が丘プレーパーク」とは?
冒険遊び場/プレーパークは、1940年代のデンマークが発祥です。乳幼児から小学生、中高生、また保護者や地域在住の人たちなど、誰でも無料で利用できる、屋外型の活動や施設で、大人の決めたプログラムはありません。子どもたちは、バケツ、ロープ、スコップなどの道具類や、木、坂、水、落ち葉、木ノ実、火、風などの自然素材を使って、穴掘り・木登り・たき火、秘密基地づくりと、自由な使い方で遊んでいます。以下の動画のような遊びが子どもの発想で繰り広げられています!
プレーリーダーって?
子どもが遊ぶ!環境を整えることが仕事の専門職です。プレーリーダーは「プレイワーク」という専門スキルを学び、地域の人と人をつなぎながら、子どもが主体的にあそび・育つサポートをしています。冒険遊び場のボランティアは、プレーリーダーと一緒に子どもと遊んだり、場づくりをします。PLAYTANKで働くプレーリーダーの声は、コチラをご覧ください。 >> 一緒に働く仲間たちへインタビ
こんな方におススメ
- 子どもを知りたい、子どもと向き合いたい。
- 「教える、指導する」という関わり以外で、子どもと関わってみたい。
- 子どもは自分で伸びる力を持っていると思う。
- 教育、保育、子どもなどについて、話せる仲間がほしい。
- 今の職場で、大人の子どもに関わるスタンスに違和感を感じる。
- 今の教育、子どもが育つ環境に、一言申したい。
- 子どもの頃に外でたくさん遊んだし、今でも外が好き。
※『冒険遊び場/プレーパーク』は、泥遊び、虫捕り、木登り、秘密基地づくり、坂滑り…等、自然の中で自由にあそぶ「遊び場」です。なので、「子どもの頃に、外でたくさん遊んだ」「子どもと一緒に走り回る体力に自信がある」「冒険遊び…ワクワクする!」という ‟アクティブなタイプ” の方を求めています。
インターンを通して得られる体験
- 大人が考えたプログラムがない自由な遊びの世界で、子どもの創造力・発想力・主体性のすごさに出会う
- 子どもと一緒に遊ぶことで、仲間になる。子どもとのフラットな関係=「斜めの関係」を体感する
- 自分自身の子ども観や価値観が、子どもへの関わり方、子どもとの関係性の根底にあったことに気づく
- 保護者とも、一緒に子どもの遊びを守る大人同士として、フランクに付き合う
- 子どもの育ちの本質について、子どもの成育環境の課題について、腹を割って語り合う
インターン参加者へのインタビュー
遊び場の中なので、子どもだから、大人だからとかじゃなくて、1人の人間同士として普段通りの自分で子どもと関わるようになりました。そっちの方が、先生のような役割を演じるよりも、子どもから僕という人を知ってもらえると感じています。
子どもが「やりたい!」と思うことをその手で実現している(遊んでいる)姿は生き生きとして見えました。自分も子どもと一緒に思いっきり遊んで、やりたいことをやっているときにはワクワクします! やりたい!ことをやれるって大事なんだと気づきました。
現場での子どもたちとの時間ももちろん充実していましたが、それとともに私が印象に残っているのは振り返りの時間です。あそび場で子ども達が何を考え、どう思い、何をしたかったのかをとことん考える、プレーリーダーたちの視点はとても勉強になりました。
インターンに参加する流れ
- 9時~12時【事前研修会】
・冒険あそび場とは
・子どもが遊んで育つ力について
・子どもの遊びを見るレンズの伝授
・子どもと仲間になるコツ
・安全管理のルールなど - 13時~17時【子どもと遊ぶ in 光が丘プレーパーク】
- 17時~18時【片付け&1日の振り返り】
【日程】2024/3/10
【時間】9:00~18:00
【会場】事前研修/PLAYTANK事務所(練馬区旭町1-16-1)・あそび場体験/都立光が丘公園
履歴書提出▶ 承認▶ (無償)インターン開始
- 9時半~17時【子どもと遊ぶ in 光が丘プレーパーク】
- 17時半~18時半 【1日の振り返り】
志望理由提出 ▶面接 ▶合格 ▶(有償)インターン開始
よくある質問
「(無償)インターン」の期間は、どのくらいですか?
半年以上継続できること、少なくとも月に1回は活動できることを期待していますが、ご事情により短期をご希望の場合はご相談ください。また社会人の方で、月に1回の活動が難しい場合もご相談ください。2、3年の長期インターンも大歓迎です!
「(有償)インターン」に移行できる条件と謝礼額を教えてください。
4回間以上の無償インターンをしていることと、基本的な安全管理や遊びサポートのやり方を習得した方が対象です。また半年以上、定期的なシフト勤務ができることも応募の条件です。謝礼は、1日8千円~1万円 (交通費等込)です。
●インターン経験者は、どんな進路を選んでいますか?
小学校の教師、保育園の保育士、療育施設のスタッフ、大学院への進学、自治体職員(公務員)、ソーシャル系のメディア会社への就職等、進路は様々です。中には、プレーリーダーになった人も!ちなみにPLAYTANKのプレーリーダ―には、インターン経験者の新卒採用が2人、中途採用が1人いました。(中途採用は、インターン終了後公立小学校の教師を経て転職してきました。)
インターンをしながら、卒論や研究はできますか?
できます。ただし、しっかりとした内容を書いて頂きたいので、インターンとして子ども理解やプレーパーク活動の意義を腹落ちさせてから、取り組んでください。データ集めやヒアリング等が必要な場合はサポートします。
プレーリーダーよりメッセージ
プレーリーダーの仕事の魅力は、子どもの「やりたい!」にとことん付き合って、子どもと一緒に考えて、挑戦して、喜べること。子どもたちが自由に遊びながら、自分の個性を輝かす力を蓄えていくことを、丁寧にサポートできること。NPO法人PLAYTANKに勤めるプレーリーダーたちは、遊びの力、子どもの育ちや学びの本質、子どもの権利、インクルーシブ、子どもの居場所、地域のコミュニティ等についてみんなで話したり考えたりしながら、よりよい社会をつくるために日々切磋琢磨している仲間たちです。