「アート×遊ぶ」ワークショップ～子どもはみんなアーティスト【第二弾】～親子でオリジナルTシャツをつくろう！

2024年8月8日

親子でアートに触れるワークショップ。
夢中になって制作する心地よさを体験しませんか？
制作したTシャツは世界に一つのオリジナル。見るたびに親子で思い出せる体験に。

「幼い頃は誰でも、感じたことを自然に表現できるのに、小学生になる頃には、絵は苦手、つくることは好きじゃない、という子が驚くほど増えます。子どもの育ちに関わる大人や学校での美術教育が、子どもの”表現したい”という欲求をなえさせているのが現実です。」という講師浅羽さんの話に、私たちは大きくうなずきました。

　そして、「自分が感じたこと、考えたことを尊重された子どもたちは、成長しても美術を、”自分を表現する”　手段のひとつとして
持ち続けるだけでなく、自分を信じ、人生に対して意欲的な人に育っていく、その姿を目の当たりにする」というお話は、PLAYTANKが、子ども主体の自由な「外遊び」にこだわる理由に通じます。

子どもが自由に、自分のやりたいことをして遊んでいる時、
子どもの心は、 ”感じたままに表現する”
“イメージすること（＝考えたこと）を表現する”
楽しさに躍動しています。この状態がアートです。
本来、子どもの「遊ぶ」は「アート」で、
子どもはみんなアーティストなのです。

しかし、子どもが遊んでいる時（＝アートを楽しんでいる時）に、大人が発する何気ないひと言が…画材や道具の使い方を規定したり、大人が考えた完成品を見本に作品をつくらせることが…,子どもが心のままに感じて表現することと、自分で考えて・思いついて・やってみることを躊躇させる、つまり、感性を萎えさせる原因になることがあります。
「これでいい？」「どうやるの？」「できない」「絵を描くこと（何かを作ること）は好きじゃない」等と子どもが言うのだとしたら、「大人に上手だね、できたねと認めて欲しい」「大人が認めないことには、価値がない」と思っているのかもしれません。

人は誰でも、他者から認められると嬉しいものです。しかし、子どもの頃から、人が認めてくれないことには価値がないと思い、自分自身が感じることやイメージすることを ”表現する” 楽しさ知らなかったり、躊躇しがちだとしたら…残念です。

本講座は、受講者のみなさんが楽しく ”表現” する体験を通して、子どもが、”感じる・考える・表現する”感性を躍動する「アート×遊ぶ」が生まれる環境を体感的に、実践的に学ぶことができるワークショップです。また今回は「親子」が対象。親子で一緒に楽しむワークショップであることはもちろん、お子さん自身にとっても”感じたままに表現する”楽しさを体験する時間になります。お子さんの新たな一面が見られるかもしれません。

＼こんなことができます／

〇親子それぞれ世界でひとつのオリジナルTシャツの制作
〇子どもも大人も感じたままに表現する時間を体感
〇自分の表現を楽しみ、他人の表現を尊重する空間体験

昨年度【第一弾】の様子

前年度も講師に浅羽さんをお招きし、大人対象・同じテーマで開催し、保護者や子どもに関わる専門職の方など様々なバックグラウンドの方が参加してくださり、ご好評をいただきました。
昨年度の「子どもはみんなアーティスト【第一弾】」の体験レポートはコチラへ。
以下は、その参加者の声です。

浅羽さんファシリテートのワークに、子どものように夢中になりました。
感じたままに表現することは、自分の心を解き放つことで、自分はこれでいいんだと思えました。楽しく、気持ちよく、癒されました。これからは、子どもたちが散らかしても(笑)、イライラしない母になれる気がします。
(3歳・２年生の母)

その子らしく、心のままにアートを楽しめる〝コツ＂がわかったので、早速やってみます。浅羽さんの言葉には子どもも大人も横に並んでいるという意識が感じられ、自分の在り方も振り返ることができました。プレーパークも行ってみようと思います。もっと早くこの講座に出会いたかったなー。
（3年生の母、幼児の絵画教室勤務)

浅羽さんの言葉の一つひとつに、ビビビッと衝撃が走った感じです。感じるって、イメージするって、表現するって！！正解がないことなんだと納得できて、気持ちが軽くもなりました。
自分を解放する感覚、子ども達にも感じてほしいので、保育に取り入れていきたいと思います。
(保育士)

講座内容

ワークショップ「親子それぞれオリジナルTシャツをつくろう！」

　今回のワークショップでは親子分かれて、版画の技法を使ってそれぞれTシャツを自由に制作します。制作横での浅羽さんのナビゲートは、多くの大人たちの心の奥にある、「上手にやらねば」「センスよく仕上げたい」などの無意識の制限を解いてくれます。ゆっくりと没頭していく感覚や「好き」や「心地よい」が湧きあがる感覚を、思う存分に味わってください。子どもも大人もいつのまにか、感じることやイメージしたことを ”心のまま” に表現する … アートがはじまります。
　
制作の後は、浅羽さんと参加者全員で、作品を鑑賞する時間を設けます。自分の表現を、他の人がどう感じるのか、何をイメージするのかを聴くことは、アーティスト同士の心と心の交流です。親子であっても、感じ方や表現は違うもの。自分のことはもちろん、子どもへの新たな視点、知らなかった一面を知るきっかけになります。

講師浅羽さんが語る言葉から、実践されている子どもたちとの表現活動を垣間見ることができ、また「アート×遊ぶ」が生まれる｢環境｣と｢大人の関わり」の “コツ” を実際に体で感じて知ることができます。