以前のおひぴよで、まつぼっくりを使っておままごとをして遊んだことを覚えていた女の子。
「今日もまつぼっくりで遊びたいよ」とつぶやきました。
お母さん、スタッフ、そばにいた他の親子も「よし!いっしょに探してみよう」と、まつぼっくり探しが始まりました。
ところが、なかなか落ちていません。
白い小さな実、赤いシワシワの実、きれいな葉っぱ。
どれも首をふって、 ”ちがう” を教えてくれる女の子。
すると、一緒に木の実を探していた男の子が、「ぶどうあった!」とかけだしました。
スタッフも「ぶどうみたいな実があったんだって!見に行こう!」と女の子に声をかけついていきます。
男の子はぶどうのような実を拾うと女の子に渡してくれした。
何個も拾い集めて渡してくれるうちに少しずつ女の子の表情がゆるんでいきます。
「あそこにもある!」「こんなにいっぱい!」女の子のおしゃべりもたくさん始まりました。
その後、集めた実をいっぱい手にもって、おままごと遊びに。
「今日もまつぼっくりで遊びたいよ」の女の子の声を、
男の子、他の保護者、スタッフみんなが気にかけ、一緒になって探したことで、
まつぼっくりはなかったけど、みんなが笑顔になりました。
まつぼっくりがなかったらもう終わり、何もできない、ではなく、
無くてもまた楽しいことが見つかる!
その発想の展開ができるって大事だなと思ったできごとでした。
そして、まわりの人たちが一緒になって探してくれたり、見つからない思いに寄り添ってくれたりしたことは、
この女の子にとって、ほっこり温かい気持ちになったのではないかな。
その後、男の子とあそんでいる女の子の表情は、穏やかでとてもにこやかでした。
こんなほっこりした気持ちが、子どもたちの心に、たくさんたまりますように。
おひさまぴよぴよスタッフより