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外遊びで育つ!幼児期のあそびエピソード「やりきる!やり抜く!力のタネ」

先日、あそびに関する研修会でこんな質問がとびだした。「どんどん変化する現代、これからを生きていく子どもにとって一番必要な力はなんですか?」
 うーん……創造する力、共感する力、コミュニケーション能力、英語にプログラミング……。あれもこれもいわれているなか、先生はなんて答えるのだろうと興味深くきいていると、「これからどうなるかなんてわからないので、これですと確約はできない。でも、どんな時代になったとしてもやっぱり必要なのは、そこで『やりきる、やり抜く』力、かな」。
 ふむ、それってどうやったら身につくのだろうと考えたときに、思い浮かんだのはおひぴよで遊ぶ子どもたちの姿。
水を運びたいけど、重くってこぼしたり倒れたり。だけど大人が手を貸そうとすると断固拒否。こぼしながら自分で運ぶ。ついた頃にはお水は少ししか残ってないけど、そんなことより運んだことに「やりきった!」の表情。
 ママたちの「もう帰るよー、帰ろうよー」の声も届かないくらい夢中で追いかけっこ。走って走って、時々立ち止まったまた走って。「はー疲れた、楽しかった!」の表情。
 何気ない日常の、子どもたちが「やりたい!」と突き動かされるあそびの場面に、こうした瞬間はたくさんあるな。やがて成長し、困難に直面したときに必要な、打ち克つ、やり抜く、という強さ。それも実は、小さな小さな「やりきった!」の積み重根で育っていくんじゃないだろうか。

おひさまとことこスタッフより

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