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外遊びで育つ!乳児期のあそびエピソード「相手の気持ちと自分の気持ち」

3歳頃になると、お友達と一緒に遊びたい!気持ちが出てきます、仲良く遊ぶ時間よりも揉めている時間の方が多いもの(笑)

ある日、男の子が一緒に遊んでいた子の身体を押して、押された子が転び、転んだ子は「いたい!」と大きな声で叫びました。
男の子も、その声は聞こえていたはず。でも、知らんぷり。怒っているその子に見向きもしないで、自分の遊びを続けています。

そこで、そばにいた大人が「あの子、痛い!って○○くんに言ってるよ」と伝えました。
すると男の子は、大人から声をかけたれたことにびっくりした顔をして、慌てて話題を変えようとしました。(おかしくて笑っちゃいそうになるごまかし方!)
そこでもう一度、「あの子、痛かったみたいだよ」と伝えます。

すると今度は、下を向きながらも、「…うん、ドンした」と、つぶやきました。自分のしたことを受け止めた瞬間です。気まずいよね。でも、ごまかさなかったね。
相手の感情と感覚は、直接的に感じることはできません。だから、気づかないふりをすることも簡単にできます。

例えば、SNS上の「やりっぱなし」「言いっぱなし」。時に、「ネットいじめ」としても問題になっていますよね。自分の言いたいことを一方的に投げつけて、相手が泣いて困っていても知らんぷり…
だから、小さな頃に、自分の言動で相手がどんな気持ちになったかな?を感じる体験を、たくさんしてほしいなと思っています。

男の子のできごとも、「ごめんね」と、口先で誤って済ませるようなカタチだけのコミュニケーションではなくて、相手の痛み、悲しさ、嫌な気持ち、やってしまった気まずさに向き合う大切な体験でした。



おひぴよ通信VOL.21掲載「根っこラム」より

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